2月11日放送のためしてガッテンで、「歯が抜け落ちる30代からの悪性虫歯、痛み無しでアゴ溶ける入れ歯の新常識&予防」が放送されました。
東京医科歯科大学、東京歯科大学、日本大学 歯学部の先生方が登場されました。
半年に一度の歯のチェック受けていますか? (当院ではご希望の方に
口腔内カメラによる検査を行っております。荻窪まうな歯科医院)
~以下、ためしてガッテンホームページより~
番組ディレクターからひとこと:
「歯」とのつきあい方を見直してみませんか?
あなたには現在、何本自分の歯がありますか?
えーと、と数え始めた方も多いのではないでしょうか。
私もそのひとりでした……。
痛くなったり、かみづらくなったりでもしないと、普段なかなか歯を意識することなんてありませんよね。
でも、歯やそれを支えているあごの骨は、じつは、気づかないうちに日々変化し続けているのです。
その結果、歯や骨が失われてしまうことも……。
そして失われたものは、残念ながらもとには戻りません。
日本人の寿命がのびる中、歯とのつきあい方もしだいに変化してきています。
歯に不安のある方も、歯に自信のある方も、またすでに入れ歯という方も、この番組がご自分の歯(と骨)とのつきあい方を見直すきっかけになれば幸いです。
痛みがないから、と油断していると
大人の虫歯はどんどん悪化する!?
歯に自信あり!という皆さんの歯を調べてみたところ、なんと8人中6人に虫歯があることがわかりました。しかも6人全員が痛みもなく気づかなかったそうです。
なぜ虫歯なのに痛みを感じないのか?そこには、大人ならではの原因がありました。
歯は、ガラスのようなエナメル質という硬い素材に覆われていて、虫歯菌から守られています。
子どもの頃は、まだエナメル質がやわらかいため、歯の表面に虫歯ができやすいのです。一方、大人になるとエナメル質が硬くなるので、このタイプの虫歯にはなりにくくなります。
でも安心はできません。実は、大人になると歯茎が下がってくるため、エナメル質で覆われていない、歯の付け根がむき出しになってしまいます。
歯の本体である象牙質は、虫歯になりやすく、しかもエナメル質と象牙質の境目はでこぼこしているので、汚れがたまりやすいのです。
なぜ、大人の虫歯が痛くないのかというと、歯の内部に問題がありました。
歯の内部には神経があり、虫歯ができると神経が刺激されて痛みを感じます。ところが、大人になると虫歯菌から神経を守るために新たな象牙質を作るため、痛みを感じづらくなるのです。つまり、痛くないと油断しているうちに、虫歯はじわじわと悪化していくのです。
歯を抜けたままにしていると
すべての歯が抜けてしまうことも!?
たった1本の虫歯が、次々と歯を失うきっかけになる場合があります。いったいどういうことでしょうか。
歯は、そもそもあごの骨に突き刺さるように並んでいます。そしてじつは、歯が抜けると、その歯を支えていた骨は、もう用はない、とばかりに溶けていってしまうのです。するとその影響で、周囲の歯までもがぐらつくようになり、虫歯や歯周病になりやくなって、次々と抜けていってしまうのです。
30代前半で奥歯が1本抜けたAさんは、毎年1本のペースで歯が抜けていき、52歳で総入れ歯になってしまったそうです。途中、歯科医院にも行きましたが、抜けることを食い止めることはできませんでした。
あごの骨は、力のかかり具合によって形を変える性質があります。そのため、圧力が強かったり弱かったりすると、骨を変化させることで噛み合わせをよくしようとするのです。
たとえば、上の奥歯が1本抜けると、下の奥歯が伸びてきます。さらに空いたスペースに向かって周りの歯が倒れてきて、歯並びが悪くなっていきます。こうして噛み合わせが悪くなると、食べかすなどが詰まりやすく、虫歯や歯周病になりやすい環境になり、歯が次々と抜けていくのです。
残っている歯を守るためにも
半年に1回は歯医者へ!
次々と歯を失わないためには、抜けた歯を放置しないことが何より重要です。また、虫歯があるかどうか、自分で歯の色が変わっていないかをチェックすることも大切。
6、7番の奥歯が2本連続して失われている場所が一つある人は黄信号です。
また、左右で6、7番の奥歯が連続して失われている場合や、3本連続で奥歯が失われている場合は赤信号といえます。
黄信号や赤信号に心当たりのある人は、早めに歯科医にご相談ください。
大人の虫歯はなかなか自分では見つけにくいので、半年に1回は歯医者でチェックすることをおすすめします。
また、歯磨きのやりかたも重要です。強く磨くと歯茎が傷ついて下がってしまうため、ソフトに磨くことがポイントです。
ブラシを鉛筆のように持ち、爪の根元に歯ブラシを当てて離したときに白くならない程度の強さで磨きます。
今回のお役立ち情報
痛みのない大人の虫歯について
象牙質でできている歯は、エナメル質という硬い素材に覆われていて、虫歯菌から守られています。ところが、大人になるにつれて歯茎が下がってくると、エナメル質で覆われていない歯の付け根がむき出しになってしまうため、その部分が虫歯になりやすくなってしまうのです。
大人の虫歯が痛まないのは、歯の内部に原因があります。虫歯ができると、歯の内部の神経が刺激されて痛みを感じます。ところが、大人になると神経を守るために新たな象牙質を作るため、痛みを感じにくくなるのです。つまり、痛くないと思っても、虫歯はじわじわと悪化していくのです。
大人の虫歯は見つけにくいので、半年に1回は歯医者でチェックすることをおすすめします。
歯を磨くときは、強く磨くと歯茎が傷ついて下がってしまうため、ソフトに磨くことがポイントです。ブラシを鉛筆のように持ち、爪の根元に歯ブラシを当てて離したときに白くならない程度の強さで磨きます。
入れ歯の落とし穴について
入れ歯は、長い間使っているうちに、すり減って噛み合わせが変わっていきます。そのため、日が経つにつれて一部に力がかかりすぎ、あごの骨が減ってしまうことがあります。
入れ歯の人は、たとえトラブルなく噛めていたとしても、半年に一度、歯医者に通って正しい噛み合わせにしてもらうといったメンテナンスをしてもらうことが必要です。
荻窪南口まうな歯科医院/