前歯にむし歯があると1歳の女の子とお母さんが来院されました。
保健所の1歳6か月検診で、むし歯があると言われたとのことで、お口の中を拝見してみますと、上の前歯のまん中から2本目の前歯が茶色くなっていました。まだ穴はあいていない初期う蝕の状態でした。
1歳では、まだ治療ができないことが一般的ですので、砂糖の摂取はできるだけ控えることをおすすめします。
特に、砂糖入りの飲み物、酸性で砂糖が入っているものは、歯を溶かしやすいです。まだ生えた手で柔らかい歯は、簡単に溶けて、むし歯になってしまいます。飲み物は、全ての歯にいきわたり、歯の表面にくっつき、プラークを形成します。プラークになると、うがいではとれなくなります。
きちんとした歯ブラシは、まだまだ嫌がる時期ですので、できないことが多いので、あまり小さいうちに虫歯になってしまうと、重症化しやすく、痛みがでるとつらいのは、本人ですから、砂糖入りの飲食は注意が必要です。
砂糖は歯を溶かしますが、反対に、歯を石灰化して、歯を強くするのがフッ素です。まずは、フッ素を塗布し、再石灰化といい、歯の脱灰(歯の表面が溶けだした状態)を修復させます。
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