歯ぐきの調子が悪く、歯周病学会認定医を検索し歯周病治療を行っているまうな歯科医院に来院されました。
歯ぐきの中の、歯の根の部分に歯石がついていて、歯周ポケットが深くなっていました。まず歯ぐきの上の歯石をすべて取り除き、歯ぐきの急性症状がなくなるのを待ちました。歯ぐきの上の掃除をし、ブラッシングが上達すると、出血が減ります。出血がなくなると歯ぐきの中の歯石も見えやすく、取りやすくなります。
歯ぐきの上の歯石が取れ、症状が治まってから、今度は、何回かに分けて、歯ぐきの中に潜っている歯石の除去を始めます。
今日は、歯ぐきの中の歯石取りの1回目でした。右上の奥歯の歯石をとるため、右上に表面麻酔を塗り、麻酔をして、歯ぐきの中の歯石を、超音波スケーラーと手用スケーラーを使い、手指の感覚をとぎすませて、歯石のざらつきを取り除きます。歯の根っこの表面をツルツルにして、歯石を取り除きます。歯周ポケットから器具を入れて歯石をとるので、縫合の必要はありません。
一時的にしみる場合もありますが、落ち着くと、歯ぐきは引き締まり、健康なピンクの歯ぐきを取り戻します。あとは、定期検診で定期的なお掃除を継続すれば、腫れを繰り返すことがなくなります。