荻窪のまうな歯科医院 患者さん日記:他院で神経をとると言われてしまい、本当にとらなければならないのか、本当に神経を残せないのか、セカンドオピニオン(他のドクターの意見も聞いてみる)の目的でまうな歯科医院に来院されました。
2週間前に右上の一番奥の歯の虫歯の治療をし、虫歯を除去する治療を行ったとの事でした。痛みはほとんどないのですが、時々、少しうずく感じがする程度で、しみることはなく、かんでも痛みを感じることがなく、食事も右でもできています。
お口の中を拝見してみますと、右上の一番奥の歯には、セメントが入っていました。硬いセメントで、削らないととれない安定した仮のセメントでした。レントゲン写真で、虫歯の状態をみますと、大きな虫歯だったようで、神経の近くまで、透過像(レントゲンで黒くなる画像)が認められます。トントンたたく打診をみると、痛みはありませんでした。これは、根の先に急性炎症がない状態で、今のところ神経は安定しているようでした。
虫歯は、神経の近くまであったようで、神経のすぐ近くまでレントゲン透過像がみられましたので、確かに、痛みが出た場合は、神経をとらなければならない可能性があります。ただ、症状がないのでしたら、神経が出ていないのであれば、神経を残せる可能性があります。特殊なお薬(ドックベストセメント等)をおいて、神経を残す方法もあることをご説明しました。ただ、2週間前に治療した時に、お痛みが出ていて、落ち着いたばかりですので、今、またさわると、刺激になり、また痛みが出る可能性があるので、今のところ、神経をとらずに、様子をみるのがいいと思われます。大きな虫歯の治療をした後は、神経が自然に死んでしまう場合もありますので、少し様子を見て、歯が安定してから、最終の詰め物をいれる方がよいでしょう。
ドックベストセメントが適応にならない時はこちらをご覧ください
荻窪南口まうな歯科医院のセカンドオピニオン