荻窪駅南口まうな歯科医院の勉強会:
2022年7月 日本歯周病学会 市民講座の要約です。ご参考にどうぞ。
歯周病の場合には、進行を停止して、現状を維持させるのが主な治療法です。
なかなか失った骨や歯茎を元通りにするのは難しいのです。
「予防に勝る治療はない」といいますが、特に歯周病では、予防に勝る治療はない!と言えます。
糖尿病では、高血糖により、歯のまわりの骨の吸収がおこり、炎症が起き、今度は、 炎症によりさらに血糖コントロールが悪化するといわれています。
歯周病の炎症、サイトカイン(炎症のある時に出てくる物質)は、コロナ重症化に関係しているという論文もあり、コロナ渦だからこそ、口腔ケアをしっかりし死亡リスクを増加させないようにしましょう。
歯周病というのは、歯を支えている組織が弱り、歯が抜ける病気です。抜歯の原因の41%、実際には半数が歯周病が原因の抜歯であると思われます。
歯が抜けますと、食べたものがそこに集まり、噛めないので、スペースを埋めるように、隣の歯や上の歯が動いてよってきます。抜けたままにすると、歯並びが乱れてしまいます。
歯科医院で歯を入れる処置を受けましょう。
歯を抜いた後の治療法:ウェルデンツ、入れ歯、ブリッジ、インプラント
歯周病治療と予防は、歯ブラシに始まり、歯ブラシに終わる!
プラークコントロール、セルフコントロール(自宅での毎日の歯磨き、歯の汚れを落とし細菌の繁殖を防ぐ)がとても大事です。
お口の中の健康を守ることは体の健康を守ることにつながり、命を守ることにも、最終的にはつながります。
ブラッシングの目的は、ちゃんと歯ブラシを歯のすべての面にあてて、機械的にブラシで汚れをこすりとることです。
自分でどうしてもとりきれない汚れは、定期健診を利用して、虫歯や歯周病は早期発見しましょう。
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以上、日本歯周病学会 市民講座からの情報でした。
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