炭酸水は健康増進効果をうたって流行っています。
炭酸水で、透明のノンアルコールビールなんかもあります。
炭酸水には、透明ですが、砂糖入りもの物も多く販売されています。
透明で、水感覚で飲めるのですが、砂糖が入っている炭酸水は、酸性で毎日飲むと虫歯のリスクが増大することがあります。
炭酸水には、以下のような様々な効果があると言われています。
1 胃腸の働きを整える:便秘症状の改善・ダイエット効果・食欲増進
2 美容面の効果:デトックス(毒だし)効果・美肌・美髪
3 血行促進作用:肩こり解消・疲労回復・ストレスを緩和
今、炭酸水を飲み始めた人が増加しているといいます。
1年前から甘い炭酸水を飲み始めたTさんは、上の前歯に複数の虫歯ができてしまいました。
1年前は、虫歯はなかったのですが、飲み物が歯にいつも当たると、前歯に砂糖が常に付着し、プラークを形成し、細菌が砂糖を食べて酸を出すため、酸性になり、歯が徐々にとけて、虫歯ができてしまいました。甘い砂糖入りの飲み物を毎日、常時飲むことは、多数歯虫歯の原因になり、歯が欠けてきたり、歯を複数 失う原因にもなり、ハイリスクと言えます。炭酸水は元々酸性なので、砂糖を分解してさらに酸が出て、歯が容易に溶けます。
歯を強くするフッ素もいいですが、毎日砂糖入りの飲み物を取り続けるのは、おすすめできません。1年に数回、歯を溶かすものを飲んでも、石灰化で治せますが、毎日歯を溶かせば、石灰化は間に合わず、虫歯ができてしまいます。
毎日習慣的に飲むものは、砂糖の入っていない物をおすすめします。
歯を強くするフッ素についてはこちらから。
定期健診については、こちらから。
荻窪まうな歯科医院/炭酸水・虫歯
荻窪 歯医者/歯科【まうな歯科医院】荻窪駅南口 徒歩 1分
日付: 2019年2月8日 カテゴリ:歯科医のつぶやき and tagged 予防歯科